引っ越し
2001/01/24(水)
気が付けば1月も後半。
そろそろ手配をしなければ、春の引っ越しシーズンに巻き込まれてしまいます。

と言うワケで、ネットで検索した引っ越し業者さんのHP数十件に、アクセス!アクセス!
出来の悪いページと、見積もり申し込みが出来ないページの業者は、すかさず却下。
今どきネット対応が遅れている様では、顧客獲得の意欲が無いと判断せざるを得ません。
#まさかタウンページ片手に電話掛けまくって、見積もりのアポ取れと?

サービス内容と料金の詳細説明は当然として、荷造りやスケジューリングのアドバイスなど
ユーザが必要とする情報を、分かりやすく提供している事が肝心。
さらに問題なのはサービスの質。 料金ばかり安くても、実態は素人同然のアルバイト社員だったり
後から追加料金が次々に請求されたりします。一旦設置した家具を少しだけ移動する場合にも
必ず持ち上げて運ぶか、そのまま引きずって移動させるかでは大きな違いです。
荷物への保険や損害の請求範囲を始め、社員教育に至るまでを確認しておきます。
この辺りの情報は、ネット上や身近な経験者から事前リサーチしておく事が肝心です。

「オンライン見積もり」は、概算値レベルの金額しか出ないので、どっちでもイイです。
下手に精度を上げようとすると、入力する項目が増えるばかりでメンドクサイだけだし。
#そう言えば「エアコンの移設料金」は、明示してある業者が少なかったですね。
#ミサワに依頼すると、えらく高いので要検討項目だったのに残念...。

そんなこんなで、合計4社に見積もりを依頼しました。
まさに過当競争の引っ越し業界で、ウチの受注を獲得するのはドコなのか?

2001/01/26(金)
先日の見積もり依頼メールへの返信が、一番早かったのはA社。
こちらの送信後、十数分での返信は立派ですね。続いて2時間ほどでB社からも返信。
因みにC社は翌日の昼頃に返信。D社に至っては、現在も連絡無しで脱落決定。
よって見積もりに来て頂く順番は、A社 → B社 → C社の順番。
今週末はアタシの予定が一杯なので、見積もりに来て貰うのはA社だけになりそう。

3月中旬と言う最も混み合う時期の引っ越しだけに、最低価格のラインも自ずと決まってきます。
それでも見積もり時期が早いので、まだ日程を選ぶだけの余裕があるのは救いです。
これが間際になると、トラックの手配だけでも大変で、日程を選ぶ余地など無くなります。
いくら過当競争気味の業界とは言え、ムリな日程調整までして安い契約はしないでしょうしね。

2001/01/28(日)
A社の営業担当さんは、丁寧ながらも気合充分。
アタシが他にも数社の見積もりを予定していると知ると、更に気合いが増しましたが
それでも何やら自信タップリの様子。結構デキル感じです。
初回提示額は、事前リサーチした世間相場(時期は違うけど)よりも若干高い金額。
でもエアコンの移設工事費込みなので、ミサワに同工事を依頼するよりも安く上がりそう。
ハウスメーカと引っ越し業者さんでは、家の構造に関わるノウハウが違うとの声もありますが
エアコン工事自体は大して難しい技術ではないので、仕上がりにさえ注意すれば問題無いと判断。
で、ここから値引き交渉がスタートです。

まずはアタシ達の目の前で、携帯から上司に値引き許可の交渉を始めます。
どの業者も必ずやるお約束の様ですが、終了後には初回提示額より1万円ほど下がっていました。
他社との商談は来週の予定なのですが、さすがに1週間後では今の金額では出来ないそうな。
すると営業担当者「今から他社さんに、電話で見積もり確認してみませんか?」と来ました。
ちょっと悩む素振りを見せると「何なら私が電話してみますよ」と畳み掛けてきます。
「私がウソを言わないか確認してて下さい」と、ウチの子機を手ブラモードにして電話を始めます。

あまり値引きをしない事で有名なC社ですが、日程と荷物の量などを伝えて金額を引き出します。
A社よりも相当高い提示ですが、そこからギリギリの回答を引き出す様に交渉を続けて貰います。
営業担当はアタシになりすまし「他社は○○でOKと言ってますよ」と、自分トコの提示額を
電話口で伝えます。するとC社は保留状態にし、向こうで相談している様子です。
再び電話口に出た声は先程とは違っていましたが、A社と同じ金額が精一杯との回答でした。
エアコン移設費用が高いのが、ちょっとネックになっている様でしたね。
A社は1台あたり8千円なのに、C社は1万数千円でした。こりゃ確かにツライでしょうな。
「では改めてお返事します」と電話を切った担当者は、どうだと言わんばかり。
電話交渉の最中に「お荷物」や「お持ちです」と、言い間違っている様な所がありましたが
どうも承知の上の演出っぽく感じました。でも慣れたモノだと素直に感心するアタシ。

続くB社にはアタシが電話しました。
安さがウリのB社ですが、アタシの事前リサーチでは良くない噂も耳にしています。
担当者も「かなりシツコイですけど大丈夫ですか?」と心配そう。
さて、初回提示額からしてA社の現状価格を下回る、噂通りの安さ爆発。
試しに「他社の見積もりは○○です」と、もっと安い金額を言うと「更に5千円引きます」と即答。
その後はさすがに限界なのか「エアコン1台クリーニングします」とか苦しそう。
それよりも、妙に他社の名前を知りたがります。ライバルの動向が相当気になる様でした。
確かに結構シツコかったけど、あしらえない程ではなかったので特に問題無し。

それらを踏まえて、A社との交渉再開。
B社の提示は無謀とも思える金額ですが、さすがに全く無視は出来ない様子。
アタシがノンビリと交渉を進めると、今度は上司とマジ相談。
さっきよりも更に1万円ほど下げてきました。もう掛け値なしの最終提示みたいです。
あまり追い込み過ぎて、サービスの質を落とされたのでは、本末転倒になってしまいます。
エアコン2台の移設費用込みで10万強と、多少の余裕を残して決着させる事にしました。
さらに、B社とC社へのキャンセルは、A社の営業さんから連絡して頂ける事に。
キャンセルする場合、電話口で延々と粘り続ける担当者もおり、トラブルに発展する事もあるそうな。
「お任せ下さい」との事なので、キャンTELをお願いする事にしました。

と言うワケで、約款やサービス内容の詳しい説明があった後に、契約書にサイン。
荷造り用の段ボール箱は、大小合わせて50箱。布団袋も3枚ほど提供して頂く事にしました。
あ、めでたくご成約と言う事で、洗剤セットも頂きました。

2001/01/29(月)
A社の営業担当から連絡。
C社へのキャンセルは、とてもスムーズに行ったそうですが、B社は苦労したとの事。
30分以上も粘られた挙げ句、脅迫まがいの暴言まであったそうで、ご苦労様でした。
「今までの例では、まだ何度も電話を掛けてくるので注意して下さい」とのアドバイスも。
既に他社と契約している客に、翻意させようとは見上げた根性ですが、確かに迷惑ですな。
まさか家までは押し掛けて来ないでしょうが、一応は用心しておく事にします。
#事前リサーチでも、余り評判の良くなかったB社。噂以上にやってくれます...。

2001/02/05(月)
B社の営業担当から電話。なんだかなー。

B社営:「先日の件、もうご契約されましたか?」
アタシ:「もう御社には、お断りの連絡をしたハズですが?」
B社営:「ご契約された決め手は、価格ですか?」
アタシ:「は?」
B社営:「ウチは価格には絶対の自信があります。今の契約よりも安くやらせて頂きます。」
アタシ:「別に、価格で決めたワケじゃ無いですよ。」
B社営:「じゃぁ、今の契約金額を教えて頂けますか?」
アタシ:「どうして、教えなければならないんですか?」
B社営:「じゃぁ、会社名だけでも教えて下さい。」
アタシ:「だから、教える必要は無いでしょ?」
B社営:「...」
アタシ:「...」
B社営:「じゃぁ、これだけお願いします。今から私が会社名を言いますので、アタリだったら
『ハイ』と言って下さい。もう最後にしますのでお願いします。」
アタシ:「はぁ?」
B社営:「A社ですか?(自信ありげ)」
アタシ:「違います。(キッパリ)」
B社営:「...そうですか、失礼しました。また気が変わりましたらお電話下さい。」

もし「A社です」って言ったら、どうするつもりだったんでしょうね。
ちょっと興味あったけど、メンドクサそうなのでヤメておきました。
それにしても、どの業界内も生き残りに必死ですね。何とも厳しいご時世じゃ。

2001/02/24(土)
嫁さんによると、A社よりエアコンの移設作業日程について、確認があったそうな。
ウチの引っ越しは午後からなのだが「当日中の取外しと取付が出来ない」と言われたらしい。
そこで、前々日の取外しと引越し翌日の取付けと言う事で、仮の返事をしておいたそうな。

こらこら、何を言い出すのだA社。
契約時に「同日取外しの同日取付け」と言う事で、話を進めていたのである。
(契約書には明記されていないので、そこを突かれると弱いが...。)
確かに午後からでは、メインの搬出入作業に加えて、エアコン取付までは厳しいかも知れない。
どうせ翌日以降も、片づけでバタバタしているのだから、新居への設置作業は翌日にずらしても
特に問題は無いと言える。それに、当日の夜に慌てて作業される方がイヤじゃ。

がしかし、前々日の取外しは事情がかなり違う。
荷造り真っ最中に、エアコン取外しの立ち会いなんぞしてられない。しかも平日の昼間に。
「勝手に外してて貰う」との考えもあるが、アパートの退去時に身に覚えのない修繕費を払う気は
全く無いので、念のために立ち会いするのがお互いにとって良策でしょう。
今日はもう遅いので、明日の昼間にでも再確認する事にします。

2001/02/25(日)
A社に連絡。
昨日の担当者は不在だそうで、別の窓口担当者に状況を説明する事に...。
ところがこの担当者、飲み込みが早い上に電話の応対が完璧でした。
A社内での連絡不足を詫びた後、その場で「お客様との打合せ通りとさせて頂きます」と明快。
契約時に合意済みである点も含め、こちらの言い分に何の異論も差し挟みません。
ただ闇雲に言いなりになるのではなく、アタシが何を言わんとしているかを的確に把握した上で
最善の回答を提示できるだけの判断力と決断力には、人間的にも高いスキルを感じました。

折角なので、その場で「取外しは当日、取付は翌日」と変更を依頼しておきました。
取外しについては、荷物の搬出入とは別チームが担当するとの事です。
荷物運びのプロ達とは別に、電気設備関係のプロもいるらしいですね。
#A社のHPに記載されている、事業内容からも確認できました。

最後まで落ち着いた丁寧な言葉遣いと応対振りには、ホント感心しました。
「引越は運送業ではなくサービス業である」と言うHPの記載に、偽り無しですね。
ちょっとホメ過ぎな気もしますが、少なくとも今回の担当者は素晴らしかったです。
この分なら当日も、気持ち良く引越しが出来そうだと期待しています。

2001/03/16(金)
今日は引越当日。
業者側の都合により、エアコンの取外しと取付けを一日で行う事に、急遽変更となりました。
お陰で時間ギリギリ最後の荷造りの途中に、新居まで行って取付け工事に立ち会うハメに。
見積もり時に「取付け部品代は実費請求」と聞いていたので、おおよその額を確認すると
2ヶ所で5万円弱の追加になるとの事。2階から地面に置いた室外機まで、ダクトを伸ばす関係で
配管費用が高くついた様です。これには「やられたー」と思いましたね。

ガックリ肩を落としつつ部屋の床を見ると、ペタペタと沢山の足跡が残されています。
スリッパを勧めたにも関わらず履いてくれていない、工事担当者のモノである事は明らかです。
雑巾で拭いても消えないとは、ウチのアパートの床が汚れていたからか、強烈な脂性なのか...。
どちらにしろこれ以上被害を拡大させないために、スリッパの着用をお願いしてアパートに戻りました。

その後、アパートでの積込み作業も順調に進み、いよいよ新居に向かう事となりました。
新居に到着し、まずはエアコン工事の確認をする事にしました。
この時点でもスリッパを履いていない工事担当者を見て、イヤな予感はしていましたが
案の定2階は無数の足跡に占領されていました(T_T)(T_T)(T_T)。
さすがに「部屋中足跡だらけじゃん。スリッパ履いてって言ったでしょ」と抗議すると
「あ、そうですね。これは確かにボクの足跡ですねぇ」と、脳天気なお答え...。もうイイです。

ベランダに置いた室外機が意外に場所を取り、サッシ部分にまで掛かってしまったのが誤算ですが
設置工事自体は問題なく完了している様です。ダクトも外壁の色に合わせてくれています。
追加費用を現金払いした後は、本格的に荷物の運び込み開始です。
ここで10人を超す人間が出入りを開始したワケですが、エアコン工事担当者ほどの強烈な足跡は
誰一人として真似できませんでした。ある意味で驚異的です。
#引越し前に、一人で家中をワックス掛けした苦労は何だったんでしょう...。



( 戻る )