間取りについて
はじめに
  家作りを始めるに際して、確固たる間取りプランなど持っていませんでした。
  今のアパートで感じている不満や、ちょっと良さそうな友人宅の間取りを思い浮かべながら
  おぼろげに「こんな風にしたいなぁ」と、イメージしていただけです。
  間取りの打合せでも細かな部分は後に回し、とにかく自分達のイメージを伝える事に専念しました。
  後はプロのアドバイスを受けながら、徐々に図面に落とし込んでいく事になります。
  その後は実際の生活空間を想像しながら、更に現実的なイメージとして膨らませていきます。
  モデルハウスや友人宅などで、実際の使い勝手や寸法の確認をしておくとイメージが湧きやすいです。
  また、友人の話や雑誌記事では、成功談よりも失敗談の方が参考になります。
  冷暖房の効き具合や家事のしやすさ、収納の効果的な配置などは経験者でなければ分かりませんよね。

2000/08/12(土)
朝一からミサワの営業所で打合せ。
先週の展示会後には何冊かの住宅雑誌を購入し、各種融資についての勉強と同時に
希望する間取りについてもイメージを膨らませてあります。
  ・風呂やトイレは広くして収納も増やしたい...。
  ・和室は当面無くても良いし、玄関位置も特にこだわらない...。
  ・寝室は広く取りたいし、出来れば書斎スペースなんぞも欲しいなぁ...。
  ・子供部屋は後から間仕切りする予定で、1室2ドアにしておこうかな...。
がしか〜し、敷地が決まらないと間取りも決められない事に気がつきました。
まずは現時点での要望をお伝えし、その実現に必要な敷地面積を算出して頂く事にしました。

また、定期借地の土地をいくつか紹介して頂きました。
やはり敷地面積に余裕があるので、庭も充分な広さが取れそうです。
友達呼んで庭でBBQ...。芝生で転げ回る猫達...。あぁ、妄想は果てしなく広がる。

2000/08/19(土)
いよいよ具体的な間取りが提案されてきました。
前回の希望を実現するには、どのくらいの敷地が必要になるのかが判明し
カタログや住宅雑誌との比較も、ぐっと分かりやすくなりました。
土地と間取りの関係を示すイメージ図には、アプローチやカーポートも描かれています。
充分な広さの庭も取れるし、車も3台OK。早くも定期借地効果か。
更にイメージ図からは、公道と敷地の間に2m幅ほどの歩道がある事が判明。
土地図面だけでは、車庫入れ等に苦労しそうだと思っていましたが、歩道があるなら話は別。
庭からもワンクッションあるので安心です。

但し、まだ希美さんが小さいので、寝室と子供部屋を完全に分けるには不安があります。
子供部屋を最初から2部屋に間仕切る代わりに、そのうちの1室をアタシ達の寝室と
続き部屋にしておけば、一緒に寝起きできるので安心かなとも思う...。
そう言えばカタログや雑誌に載っている家って、どれもベッドですね。
アタシは布団派なんだけど、床はフローリングが標準になっています。
カーペットに変更しても良いけど、メンテの手間やダニなどが心配になってきます。
でもなぁ、川の字で寝るとすれば布団だよなぁ...。

2000/08/21(月)
今日は自宅で打ち合わせ。
前回打合せ時の要望だけでなく、雑談中の要件も図面に盛り込まれているのに驚く。
アタシ達のイメージを上回るアイディアも提案されており、さすがにプロだと感心。
やっぱ、餅は餅屋って事ですな。
シロートのアタシ達に必要なのは、住まいの希望やイメージを的確に伝える事です。
そのイメージを具現化した図面に対して、さらに要望や相談を積み重ねていく事で
間接的に「設計」に携わる事になるのでしょう。

とは言っても、実際に生活している様子を想像しながら間取りを考えるのって大変ですね。
図面上は上手く収まっている様に見えても、住んでみて初めて分かる不便さがあるし。
土地が決まった事で(仮だけど)、隣地や周囲の様子も含めて、より具体的なイメージが
湧く様になりました。面白さ倍増だけど、やっぱり大変ですわ。
書店で見かける住宅雑誌に載っているのは、どれも現実離れした間取りばかり。
確かに読者の興味を惹きそうな、こだわり系の家やオシャレ系の家が多いですが
アタシ達の予算と好みと暮らしには役立ちそうも無いです。
#周辺知識として、色々なアイディアだけは参考にさせて貰っています。

2000/08/26(土)
今日はミサワの営業所で打ち合わせ。
希美さんは実家に預けてきたので、嫁さんも打合せに集中できます。
営業所に着くと前回のガラスブースではなく、奥の応接室に通されました。
何か「話が進んでますよ」って感じで、気合いも入ります。

建物の立面図と外観パース図が出来上がり、いよいよマイホームの姿が見えてきました。
キッチンから洗面所などへの動線を最適化したプランと、そうでないプランとで悩んでいるので
あとは窓位置を微調整する可能性があるくらいです。
前者のプランでは階段の位置と形状に制約を受けるので、二階の間取りに影響が大きいです。
後者では動線の効率は多少落ちるものの、二階の間取りは自由度が高く希望に近くなります。
どちらも機能的には一長一短ですし、設計担当者は制約の中でも良いプランを提示して下さるので
簡単には結論を出せそうにありません。友人の家や展示見学会を参考に、練り上げて行くつもりです。
参考までに「藤井家基本コンセプト」から、関係する部分を紹介。
  ・東入り玄関(敷地を生かすため)
  ・センターリビング
  ・和室は設けず、LDKの延長として続き部屋にする
  ・主寝室と子供部屋の1つは、当面続き部屋としておく

階段はリビング経由としていますが、リビングを横断しないと行けない程ではなく
適度な距離感を保ちながら、家族の顔がしっかり見える様にしています。
希美さんとはまだ一緒に寝起きする事になるので、主寝室と子供部屋の1つを続き部屋にしました。
もう1つの子供部屋は、書斎スペース兼家事スペース兼来客用寝室となります。ん?

2000/09/10(日)
午前中は設計担当の方を交え、間取りの確認。
あちら立てれば、こちらが立たず。限られた面積内でのパズルの様相を呈してきました。
懸案となっていたキッチンと水回りへの移動ですが、家事動線を最優先とすると階段は直階段になり
角度も多少急になってしまいます。二階の間取りへの影響も大きいため、こちらを断念。
折り返し階段にでき、二階の間取りに自由が利く方に決めました。
あとは窓位置と大きさ、収納の配置とサイズ、トイレ内の手洗いスペースや洗面所の棚位置など
細かな案件も多いのですが、将来の間仕切りも考慮に入れると、これが結構制約になったりします。
猶予期間は10月末くらいまであるので、慎重に検討していく事にします。

午後は、入居後2〜3年の方のお宅を拝見する見学会に参加。
実際の生活イメージを掴むのには、またとない機会です。もちろん外構も参考にさせて頂きました。
階段の幅や居室の天井高と採光の具合、家具を置いた場合のスペースなどを念入りにチェック。
実際に自分が住んだ場合を想定して、使い勝手や動線を検証してみます。
ついでに、収納や壁スペースの飾り方などの工夫も参考にさせて頂きました。
やはり生きた情報は違います。うんうん。

2000/09/18(月)
ベースとなる間取りプランは決まったので、いよいよ細かい部分まで詰めていく事になります。
1階のリビングは将来的に間仕切る可能性があり、それを見越してドア位置や壁位置を決めてあります。
間仕切った場合の出入口となる部分を空けておき、一間分の収納を設けてあるのですが、やはり1階の収納が
不足気味なので、そこにも収納を設けて二間サイズにしました。
不確定な将来の構想よりは、実際の住み心地を優先した形です。

2階の主寝室も間仕切る予定があるのですが、こちらは窓位置が問題になりました。
間仕切った壁面を全面収納にすると、引き違い窓を付ける事が出来ません。
代わりに付ける上げ下げ窓も、家の中心からオフセットする事になります。
個人的には平気だったのですが嫁さんの強い要望により、引き違い窓を中心位置に配置する事に決定。
主寝室側の壁を全面収納とせずに空間を持たせる事で窓との干渉を抑え、さらにそのスペースを
書斎コーナーとして利用する方向で検討しています。

キッチンは対面式なのですが、背面カウンター側の窓を大きくする方向で検討中です。
持ち込む食器棚との取り合いで寸法が微妙ですが、設計士の方に頑張って頂く事になりそうです(^^;
さらに2階にも洗面所を設置するため、トイレ脇の収納スペースを半分削る事に。
また、トイレ入り口の横は壁だったのを、階段の手すりを伸ばす事で壁を取り払いました。
階段室の明かり取り窓も大きくしてあるので、洗面所も明るくできます。
その他にも細かい部分で修正を加えつつ、間取りの検討は続くのでした...。

2000/09/29(金)
設計士の方も交えて、間取りの打合せを進めています。
実際の図面を描かれる方なので、こちらからの質問にも具体的な寸法を挙げて回答してくれます。
窓位置の変更や家具との寸法取り合いについても、その場で計算してくれるので頼もしいです。
ミサワの家は、半間(910mm)を1モジュールとしており、寸法は1/4モジュール(22.75mm)単位で調節可能です。
特に図面上の寸法は壁芯から計測されているので、壁圧を考慮した有効寸法の説明は有り難かったですね。
さらに、外装パネルや内部建具の選択も検討事項に加わりました。
床材などは使用する面積が広いだけに、小さなサンプルでは実際のイメージが湧きません。
来週にも建築中のお宅にお邪魔して、色々と検討する予定です。

2000/10/10(火)
今月中には間取りを決定する予定ですが、ここに来て書斎周りの変更を検討中。

当面は、使っていない子供部屋を書斎として利用しようと考えていました。
子供が増えて部屋を明け渡す時が来たら、主寝室の一部を仕切って書斎スペースにする計画です。
がしかし、その間仕切った書斎のイメージを図面で確認していませんでした。
その時になって「こ、こんなハズでは...」と嘆く前に、確認しておくのが鉄則ですな。
で、確認の図面を引いて頂く事にしたワケですが、こうなると別のプランも検討しておきたくなります。

親と同居する事になり空き部屋が無くなった場合、子供が一人だけだった場合、三人以上になった場合...。
さらには、クローゼットの使い勝手や2階洗面の取り回しなど、自分達だけで考えていても
アイディアが出てこない場合には、プロのアドバイスを受けるのが一番です。
将来に悔恨を残さないためにも、色々な可能性を検討しておきたいと思います。

2000/10/15(日)
市内の大規模な分譲住宅地で、ミサワの完成物件を10棟ほど見学。
ウチと同じシリーズの家も何件かあったので、じっくりと隅々までチェックして回りました。
やはり実物を見ない事には始まらないのが、外壁の色合いと床材や建具の色と材質。
当日は雨模様だったので、外壁は普段よりも濃く暗い色に見えました。
カタログの色見本とはまるで違う色合いで、晴れた日の印象とも大きく違ってきます。
南壁面と北壁面とを比較しただけでも、受ける色の印象が違っていました。
窓の配置と大きさによっても、見える壁面の量が変わってくるので、外壁に濃い色を選ぶ場合は
明るい色とのツートンにするなど工夫が必要ですね。

最近は内部建具に明るい色を使うのが流行だそうで、どの家も同じ床材ばかり。
ウチは持ち込む家具に合わせて、もっと濃い色の床材を検討中なので、余り参考になりません。
明るいばっかりでも落ち着かない気がするのは、アタシだけですか?
他の内装関係では、キッチンと洗面・トイレ周りを検討中。
キッチンは、カップボードなどの配置で悩んでいる様です。「主婦の城」は大変ですな...。

書斎は結局、当面の空き部屋を利用する方向で落ち着きました。
子供に個室を与えるのは10年近く先の話ですが、空き部屋を追い出された場合について再検討。
現行のプランでは、寝室と子供部屋の間仕切り壁を利用して、独立した書斎(約2畳)を作る予定。
このプランでは寝室内に書斎が設置されるため、寝室が狭くなると言う問題が出てきます。
念のため、寝室に隣接したクローゼットの一部を、書斎に変更できる構造にしておきました。
将来の書斎ドア位置周りを整理したので、2階洗面の周囲も広く使える様になりました。
これで、不測の事態に対する選択肢が増えて一安心(^^

2000/10/29(日)
いよいよ間取りも大詰め。
構造に関わる様な部分は完全にFixし、その他の設備や一部の建具の指定も終了しています。
残る大物はキッチン周り。持ち込む食器棚との兼ね合いで、背面カウンターと窓枠の位置が
かなり微妙な調整を強いられる事となってしまいました。
がしかし、そんな事よりも重大な問題が浮上。
あれほど「大丈夫です」と太鼓判を押されていた地盤に、補強工事が必要であることが判明。
「表層改良なので軽い方です」とは言うものの、約60万円の追加工事費が必要になります。
予想外の展開に腹立たしさを憶えながらも、工事しないワケにはいかないので渋々納得。
せっかく建てる家が傾いては困るので、慎重かつ確実な施工をお願いします。
それにしても、この大詰めに来ての60万は痛過ぎる...。

2000/11/05(日)
よ、ようやくキッチン周りが決定しました。
最終的には背面カウンター側の窓を小さくして、寸法の取り合いを解消しました。
シンク上の吊戸棚を外してオープンにしたため、カップボード収納を追加しています。

これで部材発注の見積もりが出れば、建物部分の建築費が確定します。
追加オプションや建具のグレードアップなどで、工事請負契約時の金額よりも
高くなる方が多い様ですね。ウチですか?もちろん赤字です。(T_T)
さらに地盤補強費まで追加になって、もう踏んだり蹴ったりです。(T_T)(T_T)(T_T)

発注後は基本的に間取り変更が出来ないので、最後まで慎重な検討が必要です。
何か忘れている事は無いか、もう一度確認しておこうっと。
次回からは内装や外構の打合せも始まるので、今週一杯がヤマ場ですな。

2000/11/11(土)
実際の寸法を細部に渡って確認しながら、間取りと建具関連の仕様をFixしました。
若干の修正や変更がありましたが、今後は着工に向けて動き始める事となります。

しかし、ここに至るまでは長かったです。
基本的な間取りやコンセプトは早い段階から決まっていたんですが、アタシと嫁さんとでは
こだわる部分が大きく違うので、その調整にとても苦労しましたね。
予算と敷地に余裕があれば全ての希望を実現できるのですが、残念ながら現実は厳しいです。
何を取り、何を諦めるかの優先順位が明確になっていないと、話が前に進みません。
また、既に決定事項として扱っている間取りや装備も、機会ある毎にその必要性と妥当性を
様々な視点から、しつこいぐらいに検証する事が大事ですね。
思い込みが強過ぎて慎重な吟味を怠ると、実際に住み始めてから「こんなハズでは...」と
後悔する羽目に陥る事が多い様です。

今後何十年と住み続けるわけですから、間取りの検討には充分すぎる程の時間を掛けるべきでしょう。
子供の成長や自分達の人生設計に合う住み方を想像しながら、あれこれ思案するのも楽しいモノです。
もちろん、家作り計画をスタートさせるずっと前から、家族で話し合っておくのがベストです。
#このページを参考にしようと言う勇気のある方は、今からでも遅くありません。
#適当なイメージでも良いので、頭に浮かべられる様にしておきましょうね。

2000/11/19(日)
ナゼかまだ変更を依頼。
浴槽は床面に段差があり「半身浴も出来る」と言う触れ込みのタイプでしたが
やはり思い切り脚を伸ばして入浴したいと言う事で、段差無しタイプに変更。
バスユニットのメーカも変更になりましたが、差額は最小限で済みました。
さらに洗面所の窓も、引き違いからジャロジーに変更して通風と目隠しを両立。
窓が小さくなって余裕が出来たスペースに、洗面台収納ユニットを追加。
こちらの差額は、どの位なんでしょう...。

既に部材発注は始まっているので、壁位置や窓サイズなど建物の構造に関わる変更は
もう今回が最後です。それ以外の装備品などは、多少の時間的余裕がありますが
現場の混乱を防ぐ意味でも慎重に対応したいところです。
続いて行った工程打合せによれば、年内着工で2月末には建物部分が完成するとの事。
早ければ3月中にも引っ越しできてしまいそうです。いや、早いのねぇ〜...。



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