契約に至るまで
はじめに
  実は藤井家のマイホーム計画は、2年ほど前にスタートしています。
  ミサワホームの完成展示見学会に行ったのが最初です。
  実際に建てる気も無いのにアレコレ質問をし、カタログをゴッソリ持ち帰るヤな客でした。

  その後スグに自宅まで建築プランを持って来てくれたりと、とても熱心にして頂いたのですが
  最初に「まだ建てません(建てられません)」と宣言していたので、アタシとしては
  情報収集の一環程度にしか考えていませんでした。
  実際に示された資金計画例も、余りの金額に実感が湧かず、まるで遠い国の他人事...。
  その後も、展示会などにはたまに出掛けるものの、一向に話を進めないアタシ。
  何しろ当時は、通勤に往復3時間以上掛かる生活だったので、そんな余裕は無かったのが本音です。
  そんなヤな客でも、定期的に情報を届けてくれる営業マンて、ホント偉いですね。

2000/08/06(日)
この4月から別の客先に移動したため、通勤時間が往復30分弱になりました。
時間と気持ちにゆとりが生まれたお陰で、棚上げ中のマイホーム計画を進めてみる気になりました。
相変わらず資金計画には何の余裕も無いのですが、住宅ローン減税の期限も迫っている事だし
今までよりも少しだけ気合が入った状態なのです。

そんなこんなで、久し振りに展示見学会に行ってみました。
市内に5箇所ほどの会場が設定されていた中で、予算的に手が届きそうな会場にブラッと。
するとそこには、以前からの担当営業マンの姿が...。あら、お久し振り。
「今回は今までと勢いが違いますよ」と告げると、彼の目の奥に炎が燃え上がりました。
アタシ達も、間取りや設備・外観を念入りにチェックします。
そして、翌週の夏休み初日にミサワの営業所で話を聞く段取りに。

2000/08/12(土)
代々一般庶民であるアタシは、土地から手に入れなければならないのですが
土地価格の相場だけでなく、どのくらいの敷地面積が必要なのかも良く分かりません。
アタシの住む静岡県西部は、車無しでは生活できない様な土地柄ですから
少なくとも2台分の駐車スペースは必須です。
となると、やはり「定期借地」が本命として浮上してきます。

自分達の予算を考えれば「定期借地」と言う選択肢は、早くから念頭にありました。
まぁ、50年の猶予期間を貰って、その間にどうするか考えるって感じです。
余り厳しいローンを組んで、日々の生活が荒んでいくのもイヤだし...。
基準路線化が下落を続け、ついにはバブル前の水準を割込む地域が続出するのを
見聞きするにつけ、土地神話は過去の遺物だと実感します。
未だに土地バブルの再燃を狙う勢力もありますが、土地税制のスタンスが
所有から活用に移行した今となっては、それも叶わぬ夢ですな。

2000/08/19(土)
打合せの席上、今回のキャンペーン期間中に作成された図面の中から4点ほどを
未来設計住宅」のモデルとして抽選し、協力させて頂く予定との話がある。
もちろん抽選に漏れれば仕方ないが、完成後に展示モデルとして公開するので
内装や設備も良いモノを付けてくれるそうな。こりゃ、何とか当って欲しいものである。

打合せ終了後、その足で定期借地の現地を確認しに行きました。
区画整理が進んだ新興住宅地からは少し外れ、周囲に畑が広がるのどかな感じの土地でした。
3区画ある内の一番南側の土地で道路に面しているし、定期借地の保証金と地代も
市内の他地域より安いので、結構イイ感触です。
ここに決める事を前提に、土地の仮予約をしようと言う事になりました。

2000/08/21(月)
打合せに先立ち、土地を仮予約しました。
予約金を支払い、これでめでたく「商談中」と言う事に。
もちろんキャンセルすれば戻ってくるし、正式契約となれば費用の一部を
支払ったものとして算入されます。
ついに人生の一大事業へ第一歩を踏み出したワケですが、自分がいくら借金できるのか
さらにキチンと返済できるのか分からない事もあり、まだ実感が湧きません。
資金不足で計画断念と言う事態に陥る事を恐れ、ちょっと及び腰なアタシ...。

2000/08/22(火)
仕事帰りに立ち寄った書店で「メーカーハウス」と言う住宅雑誌を手に取る。
そう言えば、欠陥住宅についての知識がほとんど無いアタシ達であった。
いかに大手メーカとは言え、建物の出来不出来は施工業者のスキルに頼る事になる。
人を疑うのは苦手なのだが、人生最大の買い物だけに慎重になりすぎる事はあるまい。
欠陥住宅を知る事で、正しい施工についての知識と消費者としての意識向上が図れれば
今後の家作りにおいて、必ずやプラスに働く事であろう。

2000/08/24(木)
現在までの間取りプランで、本体工事の仮見積りを頂きました。
間取りの方向性は既に固まっているので、かなり精度の高い見積もりとなっています。
建具や設備の型番と単価が記されており、設備変更した場合の差額計算も容易です。
打合せでは見積りの詳細を確認しながら、間取りや設備に対する要望とプランを練り上げる。
現在使用している家具の寸法も伝え、今後の設計に入れ込んで頂く事とした。
いくら何でも嫁入り道具を持っていかないワケには、イカンでしょう。

諸費用も含めた総額で三千万を超える買い物になりそうで、やはり不安な資金計画。
そう思う一方で「何とかなるわい」と言う、脳天気な血が騒いでいるアタシ...。
この低金利と住宅減税を逃すと更に腰が引けそうなので、ここは強気で行かねば!
例のモニタ当選発表は今夜との事で、既に当選したつもりでいるアタシの脳天気も加速気味。

...と思っていたら、ホントに当選しました(^^
展示見学会に提供する代わりにオール電化仕様になり、その分の費用はサービスだそうな。
エアコンも何台か付けて頂けるし、その他の装備も多少グレードの高いものが付くそうです。
更にシステムキッチンも、松下電工製の最新型が安く入るそうな。さすがモニタ仕様。
既に今日の見積りで仮計算して頂いてありましたが、めでたく確定となりました。
次回打合せ時の見積りでは、モニタ仕様分を明記した更に精度の高いものとなりそうです。

2000/08/26(土)
モニタ仕様は、オール電化仕様への変更差額分とエアコン3台設置サービスとなります。
実際にはエアコン設置分予算の一部を、手動シャッターから電動への変更に充てています。
#アタシ的には、それが一番嬉しかったりして...(^^;
「モニタ仕様割引」金額を予算枠として確保してあるので、他の設備に変更してもOKなのだそうです。
しかも、モニタ設備の総額が予算枠に到達していない場合は、その分を他の設備から引くとのこと。
これは結構お得かも。

これらを元に、現時点での資金計画を再シミュレーションして頂きました。
公庫と財形融資で乗り切ろうと思っていたのですが、実は地主さんが農協なので
「少しで良いので借りて欲しい」との打診があったそうな。
確かに農協の方が金利が低い(公庫:2.75%、農協:2.625%)のですが、保証人協会が利用できないのが
何とも痛いです。さすがに数千万の保証人なんて、なってくれる人はいないでしょうなぁ。
まぁ、自己資金の不足分くらいを農協で借りるって手でしょうか。
アタシも農協関係は全く知らないので、もう少し勉強してから決める事にします。

2000/08/29(火)
会社帰りに、現地に寄ってみました。
平日夕方の交通量や、土地周辺の環境を確かめるのが目的です。
すぐ近所には工業団地もあり、また県道に抜けるルート上にも当り
トラックを含めた交通量が多いとの情報を掴んだからです。
帰宅ラッシュ前に着いてしまったので、近所のコンビニで買い物しながら色々と観察。
しばらくすると、現地に向かう道が混んできました。
トラックは、造園業者の2t車から工事現場の10t車まで、結構いますが
渋滞する程の交通量ではありませんでした。これくらいなら許容範囲かな?
折角なのでコンビニに車を停めたまま、現地まで歩いてみる事にします。

地図上でも数百mの距離だったので、何と言う事も無く着いてしまいました。
ウチの土地は南面だけが斜めの台形ですが、奥に続く2区画は進入路部分を含めた旗竿地です。
真ん中の敷地は既にお住まいになられているので、余りジロジロ観察できないのが辛いところ。
とは言っても車から見るのとは違い、周囲の雰囲気も感じ取る事が出来ました。
やはり歩道の分だけ緩衝帯があるのは、気分的にも余裕があって良いですね。
歩道に面した庭造りをどうしようかなど、ついつい考えてしまいました(現実逃避モード)。

2000/08/30(水)
ついに工事請負契約を結びました。
契約書の見本は事前に頂いてあったので、内容については熟読してありましたが
唯一心配だったのは、契約後に公庫融資等が受けられなくなった場合の扱い。
だいたい、間取りも決まっていない時点で工事請負契約を結ぶわけですから
契約後に必要借入れ額が変更になったり、融資審査でNGとなる場合も考えられます。
請負側の損害を補償するにしても「建築費の5%」と、実費請求とでは大きな違いです。
最後にハンコ押す前に確認しようと思いつつ、契約書の読み合わせを進めていると
初めて見る「覚書」の書式がありました。
それは正に、融資不成立時の契約解除について取り決めたものでした。
「定期借地用」と記載されていましたが、土地購入の場合も同様でしょう。

一通りの打合せが終了したところで、工事請負契約書に署名押印。
実印を使ったのは、今のアパートを契約した時以来です。
思わず背筋もシャキッとしますが、記載されている見積価格や融資額、さらには間取りまでもが
変更必至の書類だと思うと、何だか複雑な気持ちです。

実はここまでアタシ、ミサワホームさんとしか話をしていません。
アタシの性格上、あらゆるデータを収集・比較検討してメーカを絞り込みそうなものですが
家を建てると言う事自体、まだ現実的な問題として捉え切れていなかったのですな。
ここ数年で家を建てた友人達に、ミサワを選んだ人が多かったのも影響しています。
キッチリ比較検討したであろう彼らが下した結論を、利用させて頂くのは当然です。ん?
#調べ始めるとキリが無いので、少しだけ面倒臭かったのも事実(^^;

個人的には、家を建てる事がゴールではなく、住み心地やメンテも含めた何十年かの
長いスパンで見るべきだと考えています。恐らく建替えるだけの余力は無いだろうから
快適で長持ちしてくれないと困るワケです。



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