ADSLの導入
はじめに
  導入計画開始から1年以上を経て、ようやく我が家にもADSLがやってきました。
  当時はISDN全盛でしたから、ADSLそのものの説明から始めなければなりませんでした。
  もちろんアタシも、少ない情報を収集するのには苦労しました。
  現在の様にサービス提供会社も多くないし、雑誌の記事もごく僅か。
  ISDNでの既得権益を守るため、ADSL普及に消極的だったNTTの姿勢が大きく影響していました。

  そんな中で頼りになったのは、やはりインターネットでした。
  既にサービス開始されていた首都圏在住ユーザが、ネット上で公開してくれている事例を参考に
  具体的なイメージをまとめていきました。但しウチは、家庭内LANを無線で構築するつもりだったので
  複雑な宅内配線や機器類の設置に、頭を悩ます必要がありませんでした。
  これも、無線LAN構築に必要な機器が、凄まじい勢いで低価格化していた事が幸いしています。

  その後も、ADSLサービスの初期費用や月額利用料が下がったり、より高速なプランが登場したりと
  ADSL導入の追い風が止む事はありませんでした。
  こうして見ると、もう1年早く建てていたらISDNを導入していた事になりますね。
  際どいタイミングでしたが、間に合って良かったです。

2001/09/25(火)
来た来た、来ました!ADSL!!
「9月下旬サービス開始」とのアナウンスでしたが、今まで何の連絡もありませんでした。
まぁ少しくらい遅れても、別に構わないんですけどね。

ところが今日の昼間、NTTより局内工事着手の連絡があったとの事。
通信品質を大きく左右する、収容局からの伝送距離などに不安があったのですが
これでウチもADSLの利用について、NTTのお墨付きを得た事になります。

2001/09/28(金)
TOKAIから確認メールでも来るのかと思っていたら、いきなりADSLモデムが届きました。
宅配便に同封された資料によれば、事業者側でのアカウント登録も完了しています。
この手回しの良さは気持ちイイですねぇ。さすが民間企業。
LANカードもケーブルも用意していなかったアタシは、慌てて買いに行きましたけど...。

「業者派遣工事」でなく「DIY」で申し込むと、初期費用が¥12500も安くなります。
業者さんがやってくれるのは、ADSLモデムの設置と通信確認だけなので、電話線の宅内工事が
必要なければ「DIY」で申し込む方が賢い選択です。
もちろん詳細な説明書が同梱されているので、設置にあたっては特別な知識も不要です。
少なくとも日常的にPCを扱っている方は「DIY」で間違い無いでしょう。

2001/09/29(土)
きれいな箱 中身はこんな スプリッタ(Click)
壁面コンセント(Click) 配線の山... 設置後の様子
ADSLモデムの設置は、とっても簡単。
写真付きの親切な説明書も付いているので、初めての方でも心配要りません。

●ADSLモデムの設置
 1)壁のモジュラジャックから、電話機に接続されている電話線を外す。
 2)スプリッタから出ているケーブルを、壁のモジュラジャックに接続。
 3)スプリッタの「PHONE」端子に、電話機からの電話線を接続。
    #単に中継コネクタを噛ました様なモノなので、受話器を上げると発信音が聞こえます。
 4)スプリッタの「MODEM」端子と、ADSLモデムの「LINE」端子を電話線で接続。
 5)ADSLモデムのACアダプタを接続して電源ON。
 すると、1分ほどの自己診断の後にアッサリと接続確立。
 モデム前面の「ADSL」LEDが、取説通りに点灯しています。

●LANケーブルの接続
 ADSLモデムとPCは、10BASE−Tのストレートケーブルで接続します。
 ウチの場合、リビングと書斎はLAN配線済みなので、それぞれの端子にケーブルを挿入するだけ。
 これでリビング側の作業は全て終了。あとはPC側の設定を残すだけ。

●PC側の設定
 念のために従来のモデムカードを差したまま、空きスロットにLANカード(これ)を導入。
 何のトラブルも無く、アッサリとインストール完了。
 ルータを導入していた場合や、ISDNからの乗り換えの場合は知りませんが、ダイヤルアップ接続の環境が
 整っていた状態からなら、ブラウザやメーラの「接続」設定を「ダイヤルアップしない」に変更するだけで
 これまたアッサリと、ネットに接続されてしまいます。
 社内LANへのアクセスは、POPサーバを変更する必要がありましたが、以前から契約している
 プロバイダのメールはそのまま利用可能でした。こんなに簡単でイイのって感じ。

こんな感じで順調そのものの導入でしたが、よく調べて見るとPCカードアダプタが死んでます。
デバイスの競合が発生していたので、たった今不要となったばかりのモデムカードを外すと、全てが解決。
面倒なので、それ以上の原因追及はしない事とします。

写真の通り、ウチの電話機周辺はコードだらけになってしまいました。
専用線を引かずに、家庭用電話線と共用するユーザが多い事を考えれば、スプリッタ内蔵のADSLモデムが
もっと出回っていても良いと思うのですが残念です。
業者指定以外のADSLモデムが使用可能になれば、色々な機種を試してみたいと思います。

2001/10/03(水)
常時接続環境が整ったところで、問題になるのがセキュリティ
「ウチは大丈夫」なんてのが妄想でしかないのは、昨今のHPハックやウィルス騒動を見ても明らか。
直接的な被害だけでなく、さらなる被害拡大の中継点にならないためにも、一応の準備が必要です。

と言っても、自前のサーバを立てるワケではないので、大きな設備投資は必要ありません。
市販のファイヤウォールソフトを導入するだけでも充分です。
ウチは既に「NortonSystemWorks」のユーザなので、「PersonalFireWall」で決まり。
店頭には2種類のパッケージがあり、良く見ると「Ver.2.5」と「Ver.3.0」。
価格は後者の方が¥200ほど高くなっていましたが、迷わずこちらを選択。

家に帰ってSymantecのサイトを覗いていたら、アップグレード情報を発見。
同時多発テロの影響で発売が遅れているそうですが、今週末にも最新版が発売されるとか言ってるし。
大した機能アップは無さそうなのでホッとしましたが、何か損した気分。

2001/12/12(水)
ADSL導入から2ヶ月余り。当然ながら、全くダイヤルアップ接続しなくなりました。
そこで、気になる通話料金を、導入前後で比較してみました。
#テレホ未加入。1〜2時間/日程度の利用と言う、一般ユーザの事例です。

ADSL導入前の通話料金は、月毎のバラツキはあっても、平均すると¥4000前後。
それが今月の請求は¥136と、まさに桁違いの大幅ダウン。
ADSLの月額費用が¥3967ですから、これだけでも元が取れそうです。
因みに、従来のプロバイダとの契約は¥1980(無制限接続)で、こちらは近々解除する予定。
その浮いた原資で初期費用の回収も進み、元が取れるどころかお釣りまで来てしまいます。

更に通信速度は20倍以上も高速化しているので、時間の節約効果が大きいです。
育児の合間を縫って利用している際に、メール送受信やFTPが瞬時に終わるのは本当に助かります。
そんなワケでウチの場合は、ADSL導入による費用節減効果が充分に現れています。
家計から見た場合、通信費用をほぼ固定費として扱えるのが、大きなメリットですね。

今のところ良い事ずくめのADSL。
導入を検討しておいて、損はないと思います。



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